理学療法士会助成研究採択のご報告
公益社団法人福岡県理学療法士会助成研究制度で、
100件近くの応募の中から上限2件という厳しい審査を経て、
当院の理学療法士、出口直樹さんの研究が採択されました。
変形性膝関節症のリハビリにおいて、
膝が痛い患者さんに適切な運動を促すためには、
どうすべきかというのが研究の大きな目的です。
これまでの研究で、変形性膝関節症の発症や進行を防ぐには、
適度な運動を継続することが大切だと報告されていますが、
実際には、膝の痛い患者さんが運動を継続するのは難しく、
臨床現場での課題となっています。
大学や研究機関ではない臨床現場で助成研究を得るのは
そう多いことではなく、貴重なことです。それだけに、
今回の採択は、私たちにとっても大きな意味を持ちます。
「周囲の協力に感謝しながら研究を進めていきたい」と出口さん。
助成研究の成果は、広く患者の皆様へ還元させていただくとともに、
論文と学会発表で報告させていただく予定です。
※写真前列右から3番目が出口直樹さんです

第36回職場対抗駅伝大会優勝!
3月9日(日)に春日公園で開催された
「第36回職場対抗駅伝大会」で
福岡リハビリテーション病院Aチームが優勝しました!
1区から6区まで、1人1周1.6kmを走ります。
マラソンより走る距離が短いためペースが速く、
抜きつ抜かれつのドラマが繰り返される駅伝。
昨年は部門ごとにチームを組んで出場しましたが、
今年はタイムの早い選手でドリームチームを結成して
上位入賞をめざしました。
80チームが参加する中、当院Aチームが1位でゴール。
理学療法士さんの5分7秒に続いて、全員が5分台を記録。
トータル32分38秒という好タイムでした。
また、BチームとCチームの争いも密かに盛り上がり、
最後は検査部長が副院長に惜しくも抜かれてのゴール。
医師、検査技師、看護師、療法士、薬剤師、管理栄養士が、
部門の垣根を超えてタスキをつなぎ、チーム力を発揮。
優勝という感動を共有できた素晴らしい大会となりました。

筑波大学の皆様がご来院されました
2月27日(木)、
筑波大学附属病院脳神経外科の先生、
筑波大学サイバニクス研究コアの研究者の皆様が
お見えになりました。
全国的にも早くから「ロボットスーツHAL」を導入し、
大学病院と連携して患者さんの治療に努めてきた当院。
その取り組みが、世界に先駆けて多くの効果的な
事例をあげているとの高い評価をいただき、
今後のHAL運用の参考にされるためのご来院です。
脳神経外科の入江暢幸医師が案内役を務め、
施設見学や事例紹介などを行いながら、
当院の活動状況を詳しくご説明させていただきました。
これからも地域の医療機関との連携力を高め、
組織を越えた「チーム医療」の構築を強くすることで、
より多くの方のお役に立てるよう取り組んで参ります。
TQM大会を開催しました
2月20日、25日、27日の3日間、
1年間の活動内容を発表するTQM大会を実施しました。
TQM活動では、部署の垣根なくチームをつくり、
業務改善や医療サービスの品質向上に努め、
組織全体をより良くするために行われます。
1日目は、訪問看護、南3病棟・回復期リハ、法人事務部、
2日目は、薬剤部、検査部、外来・北2病棟、
3日目は、北3病棟、リハモール事務課、運動器リハチーム。
選抜された9つのサークルが発表しました。
今年も多くの職員が参加して、
自分の仕事に関わるものも、そうでないものも、
病院全体の動きを知り、それぞれに疑問を投げかけるなど、
質疑応答の時間まで盛り上がりました。
「ローマは一日にして成らず」
地道な活動を続けていくことが大事であることも、
職員全体で共有することができました。