TQM大会を開催しました
2月20日、25日、27日の3日間、
1年間の活動内容を発表するTQM大会を実施しました。
TQM活動では、部署の垣根なくチームをつくり、
業務改善や医療サービスの品質向上に努め、
組織全体をより良くするために行われます。
1日目は、訪問看護、南3病棟・回復期リハ、法人事務部、
2日目は、薬剤部、検査部、外来・北2病棟、
3日目は、北3病棟、リハモール事務課、運動器リハチーム。
選抜された9つのサークルが発表しました。
今年も多くの職員が参加して、
自分の仕事に関わるものも、そうでないものも、
病院全体の動きを知り、それぞれに疑問を投げかけるなど、
質疑応答の時間まで盛り上がりました。
「ローマは一日にして成らず」
地道な活動を続けていくことが大事であることも、
職員全体で共有することができました。
看護学校建設の募金のご報告
「バングラデシュと手をつなぐ会
看護学校建設プロジェクト事務局」の方より、
募金への感謝のお手紙をいただきました。
当院で集められた募金は、
医療体制や人々の健康への意識が不足しているため、
助かるはずの人を救えないという厳しい現実がある
アジア最貧国のひとつ、バングラデシュでの
看護学校の建設に役立てられます。
1989年に設立以来、
小学校の建設や奨学金制度の実施、
医療の行き届かない地域での病院設立、
女性を対象とした職業訓練の提供など、
バングラデシュでさまざまな活動をされている同会。
安全なお産や子どもたちの健やかな成長、
女性の社会的自立をめざす
看護学校建設プロジェクトに全力で取り組まれています。
学校の完成と地域全体のさらなる医療の発展を
心よりお祈り申し上げます。

リハ部でも学生実習を行っています
九州栄養福祉大学の学生さん2名がそれぞれ
脳血管リハと運動器リハのチームで実習しています。
「まだ、評価がうまくできません。
最初のデータが違うと、その後のアプローチも違うので、
まずは、検査や測定をしっかり学びたいです。
指導の先生は間違っていたらきちんと指摘してくれ、
何でも丁寧に教えてくださいます。
もともと整形志望だったので、とても興味深いです!」
と理学療法学科の学生さん。
「患者さんの身体はもちろん、その方の思考まで考えて
アプローチすることの難しさを実感しています。
でも、担当の患者さんがとても優しく、
協力していただきながら実習できているので感謝しています。
ただ黙々とリハビリを指導するのではなく、患者さんと
目的を共有しながら進めることが大切だと教わりました」
と作業療法学科の学生さん。
実際は、学校で学べないことばかりで、
毎日多くの課題にぶつかりますが、
療法士をめざす上で大切なことがぎっしり詰まっています。
3月まで続く実習。
明るい笑顔と粘り強い向上心で最後まで頑張ってください。
看護学生16名が実習しています
福岡県私設病院協会専門学校に通う
看護学生さんの看護実習が始まりました。
1週間を終えてのカンファレンスでは、
振り返りと反省、来週に向けてを報告し合います。
「患者さんから一生に頑張りましょうと言っていただいたのに、
リハビリを一生懸命にされる患者さんの側で、
私自身は記録も上手く書くことができていません。
看護には一つひとつ根拠があることを教わったので、
来週からは前もって考え、計画していけるようにしたいです」
「患者さんが過ごしやすいよう環境を整えるのは当たり前。
その環境を整えるのが病院の役目だと思っていましたが、
実はそれが私たち看護師の仕事なのだと気づかされました。
来週は患者さんにもっといい援助ができるように頑張ります」
「最初は情報収集が上手くできずに空白が目立っていました。
1週間でなんとか情報を集めましたが、
来週はもっと欲しい情報に絞って集められるようにしたいです。
また、患者さんにとって充足か未充足かの判断をしながら
看護問題を考え計画できるようになりたいです」
など、初めての実習で緊張や戸惑いがありながらも、
1週間で気づけたこと、学べたことは非常に多かったようです。
「病院には患者さんのためのさまざまな“環境”があります。
その環境をすべて満たしていくことはとても大変なことですが、
それを考えられるようになるといいと思います。
また、最初のアセスメントをどうみていくかも大事なこと。
経験も必要ですが、知識も大切ですので、
これからも学ぶ姿勢をずっと持ち続けてくださいね」
と先輩看護師さんからアドバイスをもらいました。
当院の看護部が掲げているのは、身内のように寄り添う看護です。
患者さんから信頼される一人前の看護師をめざして、
これからの看護の基礎となる知識や考え方を学んでください。


脳ドック新設のお知らせ
当院では、1月20日(月)より、
脳卒中予防の為の脳ドックを開設しております。
脳ドックでは、脳卒中の原因となる隠れ脳梗塞や
未破裂の動脈瘤がないかを高性能MRIで検査。
頸動脈(首)のエコー、採血、心電図、胸部X線、
検尿などの検査を行います。
また、医師2名による偏りのない慎重な画像診断とともに、
検査した結果を総合的に診断するだけでなく、
今の生活へのアドバイスを行うなど、
検査を受けた方への予防指導にも力を入れています。
今回、その脳ドックをフクリハニュースで紹介するため、
脳神経外科部長と脳卒中リハビリテーション看護認定看護師に
脳卒中やその予防について尋ねました。
「脳卒中は突然起こり、発症後のリスクも高い。
脳ドックで見つけられる病気は多くありますので、
40代、50代の働き盛りの人にぜひ受けていただきたいです」
と脳神経外科医の入江先生。
「ご本人やご家族の人生に関わる病気だけに、
脳ドックで予防できるのはとてもいいことだと思います。
何かあればお気軽に先生に相談していただきたいですね」
と脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の田中さん。
脳卒中リハビリテーションに携わるからこそ、
予防の大切さを知るふたりからのメッセージ。
詳しくは次号のフクリハニュースに掲載予定です。

新刊医学書に理学療法士が寄稿しました
当院理学療法士の野尻圭吾さんが、
先月発刊された医学書に寄稿しました。
本のタイトルは、
「極める変形性股関節症の理学療法」。
理学療法士をはじめ、医療関係者向けに、
変形性股関節症の理学療法についてまとめられた
テキスト的な役割を担う一冊です。
「現場での臨床をまとめる作業にもなるため、
執筆依頼をいただけるのは本当にありがたいですね。
尊敬する先生の言葉ですが、
“臨床思考を究めて、理学療法を極める”
ことがやはり大切だと感じています。
目の前の患者さんが、なぜ痛いのか、
なぜ動かないのか、なぜ筋力が落ちたのかなど、
一つひとつのことをきちんと積み上げて
リハビリを提供することが大切だと考えています」
と野尻さん。
野尻さんが担当したのは、変形性股関節症の
進行期における股関節・腰部の治療について。
全16ページに渡り、執筆しました。
次代を担う若手育成の手引きとなる一冊。
野尻さん自身も、当院の理学療法士の若手育成はもちろん、
講師として院外にも積極的に出向き、
自らの経験や知識を惜しみなく伝える活動を続けています。

院内草野球大会 in ヤフオクドーム
福利厚生のイベントのひとつ、
ヤフオクドームを貸し切っての野球大会。
今年で3回目の開催となりました。
スポーツ外来を設けるなど、
スポーツ界との繋がりが深い当院には、
自分自身も何らかのスポーツを続けている
スタッフが多くいます。
医師や看護師、セラピストなど、
スタッフとその家族が集まり、
ドリームチームを結成して試合を行いました。
まずは、子どもたちを交えての交流試合。
2試合目は、春のリーグ戦デビューを前に
本気モードの野球部紅白戦です。
憧れの野球選手と同じマウンドに立つことができて、
子どもたちも(大人たちも!)大興奮。
白球を追いかけて爽やかな汗を流しました!
橋本駅循環ミニバス運行スタート
12月1日の日曜日の朝、
橋本駅前の広場で「橋本駅循環ミニバス」の
運行開始記念オープニングイベントが催されました。
金武・壱岐ブロックまちづくり協議会、
西日本鉄道(株)の皆さん、そして、
当院を含めた3つの病院が協力したことによって
実現することができたミニバス運行。
開会の挨拶、来賓の方から祝辞、
運転手への花束贈呈、テープカットと続きます。
オープニングイベントには、
当院の木原院長も出席。
(テープカットの写真の左から2番目)
安全運行と地域の発展を願って、
テープカットに参加させていただきました。
橋本駅から病院まで行きは約10分、帰りは約25分。
野方エリアをぐるりと巡ります。
機会がありましたらどうぞご利用くださいませ。
リハビリテーション・ケア合同研究大会
千葉の幕張メッセで開催された
「リハビリテーション・ケア合同研究大会
千葉2013」に10名が参加しました。
参加したのは、脳神経外科部長の入江先生、
神経内科医の金森先生、歯科医の平塚先生、
リハビリテーション部のセラピスト、
管理栄養士、歯科衛生士など。
2日目には歯科医の山添先生も駆けつけました。
今回の大会では、
脳卒中リハビリテーションを中心とした
院内での新たな取り組みやその成果を発表。
職域を超えたチーム医療体制のなかで、
確実に成果が得られていることなどを発表しました。
ちなみに、こちらの大会では、
ドクターを「先生」と呼ぶことが禁止されています。
職域の垣根をなくそうという意味で、
このルールを実践する大会が増えているそうです。
各分野のスペシャリストが集い、アイデアを出し合い、
真のチーム医療をカタチにしていく。
気づきが多いほど質の高い医療を提供できると信じて、
これからも患者さんのための医療サービスの向上に励みます。

天拝山ロードレース大会 部門優勝!
11月23日、筑紫野市山口の市総合公園で行われた
第41回天拝山ロードレース大会で、
看護師の中村夏季さんが見事優勝を果たしました。
実はこの日、中村さんには
絶対に優勝したい理由がありました。
9月に入院していた患者さんが、
レースを観に来てくれる予定でしたが、
再入院となり、前日に手術を受けることになったのです。
「応援に行けなくてごめんね」と残念そうな患者さんに、
「必ず優勝するので治療を頑張ってくださいね」
と約束を交わした中村さん。
学生時代、陸上選手として活躍していた
中村さんのこの日のタイムは、
現役引退後の自己ベストとなる10km43分36秒。
2位の選手を大きく離してのゴールでした。
「患者さんのために、どうしても勝ちたかったですね。
もともと誰かの応援がないと走れないタイプ(笑)。
ギャラリーが多いほど頑張れるんです」と中村さん。
「自分が元気にしていることで、
まわりの人にも元気を与えられるような人でありたい。
これからも走り続けていきたいです!」
と語ってくれました。
